プログラミング独学をしている方の中で、結構「資格」の勉強をされている方がいるのですが、個人的にはあんまり意味ないかなと思います。
ハッキリ言って、資格勉強をしたところでプログラミングスキルはつきにくいです。
それに稼げるようになるわけでもありません。
一般的に「勉強」と言うと、やっぱり資格系になってしまうので、ついつい資格を勉強してしまうのもわかりますけどね...。
プログラミングの勉強では非効率ですよ。
僕自身も、昔は一度資格を取ろうとした時期もありましたが、途中で切り替えて、「何か動くものを作る」ということに専念しました。
その結果、1年ほどで独立し、今ではフリーランスエンジニアとして年収1000万円ほどになりました。
今回は、プログラミング独学で資格の学習をするのは、基本的に必要ないということを深堀りしつつ、オススメの学習方法を紹介していきます。
プログラミング独学で資格の学習は必要ないです
「学習」というと、ペンを持ち、ノートに書き、暗記するという習慣が身についてしまっている方が多いです。
だから、プログラミングの独学でも資格を取ろうとする方が多いんですよね。
「勉強っぽい」から。
しかし、結論から話すとプログラミング独学において資格取得は必要ありません。
意味がないといったら間違いになりますが、かなり非効率な学習手段です。
プログラミングというのは、そもそも「何かものを作るための手段」です。
つまり「何かものを作る」という過程でこそ、1番学べることが多いのです。
机に向かってペンを動かしたり、資格用の参考書を読むだけでは技術は身につきません。
それに、あなたがプログラミングを学習する目的って、多分「プログラミングを習得して稼げるようになりたい」からですよね?
ぶっちゃけ資格を取っただけでは稼げるようになりませんよ。
むしろ遠回りです。
資格をとったところで稼げるようになりません
通常、資格を持っていると稼げるみたいなことって割とありますよね。
・宅建の資格を持っている → 不動産で稼げる
・栄養士の資格を持っている → 栄養士として稼げる
・弁護士の資格を持っている → 弁護士として稼げる
・医師免許を持っている → 医師として稼げる
正確には「資格をもっていることで職を手に入れることができる」という状態ですね。
しかし、エンジニアに関してはプログラミング系の資格を何ももっていなくてもなることができますし、稼げるようになります。
例えば、フリーランスエンジニア向けの案件とかだと、以下のような条件が求められます。
・実務経験○年
・△△ができる
つまり、「資格」はほとんど求められないのです。
実際に案件を見てみると次のような感じですね。
別に求めるスキルに資格はないですよね。
これが現実です。
僕はフリーランスエンジニアの商談やエンジニアの面接を何回も経験してきましたが、「資格」に関しては、ほとんどツッコまれませんでした。
それよりも「何ができるか」を重視されてきました。
「稼ぐ」ということを目標にしている方にとって、プログラミング独学のゴールは「フリーランスエンジニアとして独立して年収800万円ぐらい稼ぐ」ことだと思います。
ぶっちゃけ、その目標の達成のために資格って一切不要なんですよね。
大事なのは「経験」「実力」です。
あなたは今、「稼ぐこと」じゃなくて「勉強すること」が目標になっていませんか?
本質を見失わないようにしましょう。
✔ フリーランスエンジニアになるまでのロードマップを作成しました
「プログラミング独学で資格の勉強しても意味ないよ」と言うだけでは無責任なので、フリーランスエンジニアになるまでにやるべきことをまとめました。
僕自身がフリーランスエンジニアになった方法をもとにして、フリーランスエンジニアになるには何をすればいい?【方法と全行程を詳しく解説します】にやるべきことをすべてまとめています。
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「稼ぐ」という目的を達成するために必要な手順をすべてまとめています。
学歴がなくても、資格がなくても、書いてあるとおりに実践すれば誰でも稼げるようになりますよ。
プログラミング独学では「手を動かしてモノを作る」ということが大事です
先程も少し話しましたが、プログラミング独学においては、何よりも「あなた自身の手を動かしてモノを作る」ということが1番効率的です。
具体的には次のような感じ。
・実際にエディタでコードを書き動かしてみる
・オリジナルのサービスを作ってみる
こういう風に、実践をしていく中で、「どうすればいいのか」「エラーを解決する方法」などがわかっていくのです。
参考書では、あくまで「理屈」しかわかりません。
手を動かし、失敗して、またチャレンジしてを繰り返していく中で「プログラミングスキルを身に着けつつ、理屈を理解する」という学習ができるのです。
別に資格が悪いとは言ってない
勘違いしないでいただきたいのが、「資格は悪」だとは言っていないことです。
資格の学習で得られることだってあります。
正確な知識とか、理屈とかはもちろん資格の学習でも習得できます。
しかし、そういう理屈とか知識って、プログラミングを実際にやっていく中で覚えていくほうがいいですよ。
「動かす→うまくいかない→調べる→納得→修正→また動かす」の繰り返しの中で知識は勝手に身についていきます。
つまりは、わざわざ資格の学習をするより、実践の中で、1つ1つ吸収していったほうが身になるということを伝えたいのです。
・プログラミングをしながら覚えていく → スキルも知識もつく(稼げる人材になれる)
・資格の勉強だけする → 知識だけ身につく(現場では役に立たない)
上記のような感じですね。
絶対に実践しながらのほうが得です。
✔ わかってから動きたい人間にならないほうがいいです
資格の勉強から入ってしまう方って「理解してから手を動かしたい」みたいな考えの方がほとんどです。
ハッキリ言いますが、プログラミング学習においてそういう発想は微妙すぎます。
「手を動かして、エラーの壁にぶち当たって、それを乗り越えつつ学習していく」というのが本来の学習方法です。
凄腕のエンジニアの方だって、いちいち参考書を完璧に把握してからプログラミングに取り掛かっているわけではないですよ。
プログラミングに取り掛かりつつ、わからないことが出てくる度に参考書やドキュメントを読んで理解することを繰り返しているのです。
「最初に全部理解しようとするのは愚の骨頂である」ということは把握しておくと良いと思います。
資格以外でプログラミング独学にオススメの勉強法【手を動かせる】
散々、資格学習をDisってしまったので、資格以外でプログラミング独学でオススメの勉強方法を紹介します。
大前提として「手を動かす」ことを大事にしています。
それがプログラミング習得の上では1番大事なので。
さっそく紹介していきますね。
ドットインストール
1つ目がドットインストールです。
月額1078円(税込み)で利用できる動画型の学習サービスです。
ドットインストールでは以下のようなことを学習できます。
・各言語の基本的な文法
・簡単なWEBアプリ制作
・WEBの仕組み理解
・開発に必要なツールの使い方
ドットインストールの良いところは「リズムよく、手を動かして学習できる」というところですね。
1動画の時間は3分ほどです。
わりと短いので、ポンポン進めます。
それに、実際に動画を見つつ、手を動かす必要があるので身につきやすいです。
ただし、解説がメチャクチャ親切かというと、そこはちょっと微妙です。
あくまで基本をざっと習得したい方向けのサービスがドットインストールです。
もう少し踏み込んだ知識はこれから紹介するUdemyで身につけるといいかなと思います。
Udemy
2つ目がUdemyです
Udemyでは次のようなことを学習できます。
・WEBサイトやWEBアプリの制作方法
・開発に必要なツールの使い方
・プログラミング言語とDBの関連性
Udemyは解説が親切で、実際に1からWEBアプリを作ることを学習できるのが大きな魅力ですね。
僕も、新しい言語を学習したいときとかはわりとUdemyを使います。
コースの価格は普段は1万円ぐらいしますが、セールのときは1200円ぐらいで買うことができます。
購入はセール時にしましょう。
プログラミング独学の場合は、「まず学習したい言語を決める→そこからドットインストールで基本を学び→あとはUdemyを見ながらアプリを作っていく」感じがいいかなと。
資格の学習をする前に、実践してみるといいかと。
個人的には独学自体オススメしないが...
あと、そもそもなんですが、個人的には独学自体オススメしてないです。
理由は簡単で「挫折しやすい」からです。
プログラミング独学はあなたが思っている以上に難しいですよ。
実際、プログラミング独学を始めても以下のような理由でやめてしまう方って結構います。
・何から学習したらいいかわからない
・どこまで学習したらいいかわからない
・詰まっても質問できない
・エラーが解決できなくて終了
・環境すら構築できない
一応、オススメの勉強方法はプログラミング独学をする方におすすめの勉強法3選【現役のエンジニアも参考にできますよ】にも書いていますが、あくまで自走力のある方向けです。
大抵の方にはまずは「誰かに教えてもらう」という方法をオススメします。
英語を習得したいときって英会話教室に通ったりしますよね。
それと同じ。
実際、僕自身はプログラミング初心者の頃にスクールに通って学習しました。
✔ 最初はスクールに通いました
僕は、プログラミング初心者&1人だと絶対に途中で失敗すると思ったので、まずはスクールに通いました。
最初に受講したスクールはテックアカデミーです。
結論から話すと、マジで通ってよかったです。
おかげで受講開始から3ヶ月ほどでエンジニアになれました。
他にも以下のようなメリットがありましたね。
・わからないところをすぐに聞ける
・プロに教えてもらえるので正しい知識がつく
・学習ペースを管理してくれるのでサボらない
・オリジナルのサービスを作れる(ポートフォリオとして使える)
・就職先も紹介してもらえる
あなたも、本気でプログラミングで稼ぎたかったり、エンジニアになりたいのなら最初はスクールに通うといいかと思います。
僕が受講したスクールはフリーランスを目指せるプログラミングスクールランキング【体験をもとに徹底分析しました】にまとめています。
無料あり:フリーランスを目指せるプログラミングスクールランキング【体験をもとに徹底分析しました】
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スクール選びの際に参考にするといいかもです。
WEBエンジニアの現場では「資格」は求められない→「これができる」と言えるようになるべし
ということで、今回はプログラミング独学の際に資格の勉強は必要ないという話をしました。
あなたがプログラミングを学習する目的はお金のはず。
で、稼ぐために資格はまったく必要ないのです。
WEBエンジニアの現場では「資格」よりも「何ができるか」で評価されます。
例えば以下の場合、評価されるのはAさんです。
・資格を持っているけど1人でプログラミングをスラスラ書けないあなた
・資格は持っていないけど実務経験3年あって、1人である程度プログラミングを書けるAさん
あなたも「〇〇ができます」と言い切れるようになるような勉強をしていくといいですよ。
✔ プログラミングを勉強する価値はかなりある
資格取得はあんまりオススメしませんが、プログラミングの学習自体はかなりオススメです。
僕はもともと、高卒&スキルなしという感じで、普通に底辺でした。
しかし、そこからプログラミングスキルを身に着けて1年ほどでフリーランスエンジニアになりました。
そしたらいきなり月に60万円ほど稼げるようになったのです。
今では次のような生活を送ることができています。
・年収は1000万円ほど
・朝はゆっくりできる
・フルリモート
・好きな時に休むことができる
・良いマンションに住む
・貯金もできる
・心にも財布にも時間にも余裕ができる
ちなみにですが、これはエンジニア業界では「普通」です。
僕はそこまで頭も良くないので、優秀なあなたならもっと稼げるようになるはずです。
もしあなたが「今より収入を上げたい」「もっと自由な生活を手に入れたい」と思っているのであれば、プログラミングを習得する意味は大アリです。
途中でも話しましたが、フリーランスエンジニアになる方法は、フリーランスエンジニアになるには何をすればいい?【方法と全行程を詳しく解説します】にまとめています。
やることさえやれば、誰でもフリーランスエンジニアにはなれます。
コツコツ努力を積み上げて、理想を手に入れていきましょう。
今回は以上です。