HTMLとCSSの勉強を始めている方の中にはHTMLとCSSの資格があるのかどうかが気になったり、取得しておいたほうがいいのかが気になる方もいると思います。
結論から話すとHTMLとCSSには資格はありますが、プログラミングのスキルを習得したい方は特に取る必要はありません。
中にはとっておいたほうがいい職種の方もいますがそれは資格の内容も含めてこのあと紹介します。
この記事では実際にHTMLとCSSの学習から始めて、現在はWEBエンジニアとして働いている僕がHTMLとCSSの資格や資格を取得すべきかどうかを理由とともにくわしく解説します。
この記事を読むのにかかる時間は5分ほどです。
【この記事でわかること】
✔ HTMLとCSSの資格
✔ HTMLとCSSの資格を取得すべきかどうか
【この記事を読んでほしい方】
✔ HTMLとCSSの勉強を始めたばかりで資格があるのか気になる方
✔ HTMLとCSSの資格をとるか悩んでいる方
【この記事の信頼性】
この記事を書いている僕は現役のWEB系エンジニアです。
HTMLとCSSの初心者状態からスクールに通って習得しエンジニアになりました。
現在は平均年収以上もらいながら服装も時間も場所も自由に働けています。
ではさっそく見ていきましょう。
HTMLとCSSの資格
結論から話すとHTMLとCSSには以下の2つの資格があります。
【HTMLとCSSの資格】
① : WEBクリエイター能力認定試験
② : HTMLプロフェッショナル認定資格
この章ではそれぞれの資格について解説していきます。
【この章でわかること】
✔ HTMLとCSSの資格
Webクリエイター能力認定試験
HTMLとCSSの資格の1つ目がWebクリエイター能力認定試験です。
スタンダードとエキスパートの2つのレベルに分かれています。
また申込みについては個人での申込みと教育機関や企業など団体での申込みも可能です。
それぞれの詳細は以下の通りです。
【スタンダード】
受講料 | 5,900円(税込み) |
試験日 | 会場による |
試験時間 | 実技問題130分 |
合格基準 | 65% |
受講資格 | なし |
目標レベル | セマンテックWebを理解し、HTML5をマークアップすることができる。また、CSSを用いてHTMLの構造を維持しつつ、Webページのデザインやレイアウトを表現することができる。 |
【エキスパート】
受講料 | 7,500円(税込み) |
試験日 | 会場による |
試験時間 | 知識問題20分 実技問題200分 |
合格基準 | 65% |
受講資格 | なし |
目標レベル | レイアウト手法や色彩設計等、ユーザビリティやアクセシビリティを考慮したWebデザインを表現することができる。また、スクリプトを用いた動きのあるWebページの表示、マルチデバイス対応、新規サイトを構築することができる。 |
実務経験者が腕試しで受けるのはいいかもしれませんが、初心者の方は特にこの試験のために頑張る必要はないかなと思います。
この資格を持ってる方も見たことないです。
Webクリエイター能力認定試験公式サイトはこちら
HTML5プロフェッショナル認定資格
HTMLとCSSの資格の2つ目がHTML5プロフェッショナル認定資格です。
レベル1とレベル2に分かれており、レベル2の受験にはレベル1に合格していることが必要です。
それぞれの詳細は以下のとおりです。
【レベル1】
受講料 | 15,000円(税別) |
試験日 | 会場による |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 未発表(大体70%と言われる) |
受講資格 | なし |
目標レベル | Webコンテンツ制作の基礎の実力があること |
認定の有効期限 | 5年間 |
【レベル2】
受講料 | 15,000円(税別) |
試験日 | 会場による |
試験時間 | 90分 |
合格基準 | 未発表(大体70%と言われる) |
受講資格 | レベル1に合格していること |
目標レベル | システム間連携や最新のマルチメディア技術に対応したWebアプリケーションや動的Webコンテンツの開発・設計の能力があること |
認定の有効期限 | 5年間 |
レベル1に関しては初心者の方の勉強に丁度いいかもしれません。
ただそこまで絶対に必要な資格ではないです。
HTMLプロフェッショナル認定資格公式サイトはこちら
【HTMLとCSSの資格】
① : WEBクリエイター能力認定試験
② : HTMLプロフェッショナル認定資格
コチラではHTML、CSSの学習はもちろんエンジニアとして必要なスキルを身につけることができるオススメスクールを紹介しています。
>>HTML/CSSを習得できるプログラミングスクールランキング
HTMLとCSSの資格は取る必要はある?
結論から話すとHTMLとCSSの資格は特に取らなくてもOKです。
この章ではHTMLとCSSの資格を特にとらなくていい理由と、資格をとっても良い方の特徴を紹介します。
【この章でわかること】
✔ HTMLとCSSの資格を特にとらなくていい理由
✔ 資格をとっても良い方
特に必要ない
先程も話しましたがHTMLとCSSの資格は特に取らなくても大丈夫です。
大丈夫というのはHTMLとCSSの資格がなくてもエンジニアやWEB制作者にはなれるということです。
また、HTMLとCSSの技術については資格で判断されることは少ないです。
ほとんどの場合実績や実力で判断されます。
資格取得の必要がないことの理由も同じです。
WEB業界でHTMLとCSSの資格を持っているからといって有利になるわけではないです。
それに僕は現役のエンジニアとして働いていますが周りにHTMLとCSSの資格を持っている方なんてなかなかいません。
持っていなくても優秀な方はフリーランスエンジニアなどになって稼いでいます。
WEBデザイナーを目指すならアリ(ただし優先ではない)
先程WEB業界でHTMLとCSSの資格を持っていても有利にならないといいました。
しかしWEBデザイナーを目指す場合はHTMLとCSSの資格をとっておいても損はないでしょう。
WEBデザイナーは基本的にHTMLとCSSを使ったWEBページの装飾をメインに仕事をします。
その上で資格を持っていることは「最低限の知識を持ち合わせている」ことの証明になるからです。
ただし資格取得よりもまずは実際に案件をこなしたり、WEBデザイナーとしての就職を目指したほうがいいです。
HTMLとCSSの資格の取得は最優先ではありません。
ちなみにHTMLとCSSを習得したいならスクールがオススメです。
僕自身も未経験からスクールに通ってHTMLとCSSを習得してエンジニアになりました。
コチラでは実際に通ってみてHTML、CSSを習得できるスクールをランキング化しています
>>HTML/CSSを習得できるプログラミングスクールランキング
エンジニアを目指すならまったく必要ない
もしあなたがエンジニアを目指しているのならばHTMLとCSSの資格はまったく必要ないですね。
それよりまだ基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の資格を取得しておくべきです。
ただしエンジニア業界でも「資格を持っているからできるエンジニア」という風にはまったく見られないです。
最低限の知識を持っていることの証明にはなりますが、やはり最後は実力や経歴を見られます。
エンジニアとして○年働いていたというほうが資格よりも効果を発揮しやすいです。
もしあなたがエンジニアになりたいのであれば資格取得よりも先にエンジニアとして就職を目指したほうがいいです。
僕は未経験からスクールに通って就職までサポートしてもらいました。
WEBエンジニアを目指す方向けのオススメスクールはコチラにまとめています。
>>プログラミングスクールおすすめランキング【WEBエンジニアになりたい方向け】
・HTMLとCSSの資格取得は特に必要なし
・WEBデザイナーを目指すならとっておいても損はない
・エンジニアを目指すならまったく必要ない
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HTMLとCSSの資格以上に大事なこと
世間一般では実力の証明に資格は重要視されますが、HTMLとCSSに関しては資格は特に重要でないことをここまでは解説してきました。
しかし中にはHTMLとCSSの資格以上に大切なものや、HTMLとCSSのスキルをどうやって証明すればいいのかわからない方もいると思います。
この章ではHTMLとCSSの資格以上に大事なことやスキルの証明方法を紹介します。
【この章でわかること】
✔ HTMLとCSSの資格以上に大事なこと
✔ HTMLとCSSのスキルの証明方法
実力
HTMLとCSSの資格以上に大事なことの1つ目は実力です。
実力さえあれば仕事は入ってきますし就職にも困りません。
どんなデザインを作れるとか、〇〇のWEBサイトを作れるとかいう実力を持っていることは資格以上に大切です。
実力の証明方法としては今まで案件や仕事作ったものを紹介することです。
(もちろん他人に見せていいかは確認しておきましょう。)
もし今までに案件や仕事で作ったものを紹介できなかったり、そもそもに持っていない方はこのあと紹介するポートフォリオを作りましょう。
ポートフォリオ
HTMLとCSSの資格以上に大事なことの2つ目はポートフォリオです。
ポートフォリオは簡単にいえば「作品」です。
今まで仕事や案件で作ったものを実力の証明として見せれる方はいいですが、これからWEB制作の案件を獲得したかったり、エンジニアとして就職したい方はそのようなものがありません。
しかしポートフォリオがあればある程度こんなものは作れますよという証明ができます。
ハッキリいいますがポートフォリオは最初の案件獲得や、就職活動において非常に大事です。
あなたがもし仕事を受注する側(作ってもらう側)だとします。
いきなり「仕事ください!」という方と「こんなものが作れます。仕事ください。」という方のどっちを採用したいと思いますか?
当然目に見えて作ったものがある方ですよね。
ポートフォリオは資格以上にインパクトがあり、大事なことです。
ちなみにスクールに通えばポートフォリオ制作までサポートしてもらえるのでお得です。
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クライアントの声を聞けること
HTMLとCSSの資格以上に大事なことの3つ目はクライアントの声を聞けることです。
HTMLとCSSを使う場合は主にデザインを作るときです。
目に見える部分なので、当然クライアントや雇い主の声をしっかり聞けることが大事になってきます。
実際に僕は現役エンジニアとして働いていますが、クライアントの声を聞ける方は本当に優秀だと感じます。
一方でクライアントの声を無視して自分の作りたいものや自分の考えで勝手に作ってしまう方はあまり良い評価もされていません。
もしあなたが今後HTMLとCSSを使った仕事がしたいのであればクライアントの要求を細かく聞きつつ複数の提案もできるようになることはHTMLとCSSの資格以上に大事なことです。
【HTMLとCSSの資格以上に大事なこと】
・実力
・ポートフォリオ
・クライアントの声を聞けること
\ポートフォリオまでサポートしてくれます/
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HTMLとCSSを学んで仕事にしよう
今回はHTMLとCSSの資格はあるのか、また取得しておくべきなのかを解説しました。
結論はこんな感じです。
・HTMLとCSSの資格はある
・HTMLとCSSの資格は優先してとらなくてもいい
・資格よりもポートフォリオを作ろう
HTMLとCSSは基本ですが、できれば当然WEB制作や就職もできるようになります。
コチラではHTMLとCSSの勉強の具体的な入門方法を解説しています。
これからHTMLとCSSの勉強を始めようと思っている方は是非参考にしてみてください。
あなたの学習を応援しています。