たまに、プログラミングスクールを受講して、スキルを習得したら起業して成功できると考えている方がいます。
しかし、結論から話すと「そんなに甘くない」です。
プログラミングスクールで学習できることはあくまで基本です。
それだけで起業&成功を掴むのは無理があるかなと。
プログラミングスクールの知識だけで多くの方に使ってもらえるサービスを作ることはできないと思いますよ。
今回は、プログラミングスクールに通って起業、成功を掴むのは難しいという話について深堀りしていきます。
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プログラミングスクール受講→起業&成功は難しいです...
先程も話した通り、プログラミングスクールを受講して起業&成功するのはかなり難しいです。
(起業すること自体は書類を書くだけで済むので誰にでもできます。)
単純にプログラミングの基礎知識を身に着けておいて、ITリテラシーを高めてから、プログラマーを雇うなどして起業するとかなら問題ないと思います。
ただ、あなた自身がなにかサービスを作って利益を生み出したい場合、プログラミングスクールに通っただけでは難しいです。
今回は、「あなた自身が起業してプロダクトを作っていく」前提で話していきます。
(もし、そういうわけじゃないのなら全然プログラミングスクールに通って起業してOKだと思いますよ。)
スクールに通ったらスキルをマスターできるわけではありません
まず、知っておくといいのは「スクールに通ったらプログラミングスキルをマスターできるようになるわけではない」ということです。
あなたは「プログラミングスクールを受講=好きなサービスを自由自在に開発できるようになる」と思っているかもですがまったくそんなことないです。
あくまで身につくのは、基礎だけです。
具体的には、次のようなことはスクールにいけば習得可能です。
・プログラミングの基本的な構文の書き方
・WEBの仕組み
・ITの基本的な用語の理解
・簡単なWEBアプリの作成
いきなり、「Twitter」や「LINE」みたいなサービスを作れるようになるわけではないので注意です。
プロダクトを作って成功したいなら、現場の知識が必要
じゃあ、どうすれば自分でプロダクトを作って成功できるかですが、答えから話すと「現場で知識を得る」しかないと思います。
利益を生み出しているサービスが、どうやって作られているかを実際に確認することが1番だと思います。
あなた自身も、そういうサービスを作る一員として現場に出てみるのです。
「どうやって大量のアクセスをさばいているのか」「どういう工程でリリースしているのか」「どうやって開発しているのか」などは、現場でないとなかなか理解はできません。
現場の知識こそ、成功のためには大事なのです。
実際、僕は起業しているがエンジニアとしての実務経験のおかげで困ることは少ない
スイマセン。僕自身の話になってしまいますが、参考になると思ったので話させていただきます。
実は、僕自身も2年前にプログラミングスクールに通っていました。
で、そこからエンジニアとして就職して今は起業しています。
つまり「プログラミングスクール→実務経験を積む→起業」という流れを歩んできています。
結論から話すと、この流れを歩んできてマジでよかったなと思います。
エンジニアとして現場で有名サービスの開発に携わったりしたおかげで、どうやって開発を進めていけばいいかもわりとハッキリわかっているんですよね。
エンジニアの実務経験があるおかげで困ることも少ないです。
もし、プログラミングスクール受講後にいきなり起業していたら、わからないことだらけで詰んでいたと思います。
経営者といえども、先に現場で身を持って学ぶのも大事です。
特に、あなた1人の規模から会社をスタートさせたい場合は、あなた自身もエンジニアとして開発できるようになっておいたほうがいいですよ。
歴史を見ても有能なリーダーは自ら学ぶ
起業家=トップなのだから、知識や技術は必要ないと思うかもですが、そんなことないですよ。
トップだからこそ、正しい判断が求められます。
そういう時に、確実な知識を持っていれば正しい判断ができるのです。
歴史を見ても、有能なリーダーは自ら学ぶ姿勢を持っていました。
彼らは、自らも知識を持つことで全体を正しい方向に導いたのです。
具体的には以下のような感じですね。
・ピョートル1世(ロシア皇帝) → 自国よりも進んだ技術を持つ国の造船所で技師見習いとして働き、結果的に自国を強くした
・康煕帝(中国) → 西洋の学問も学習。他国の説のほうが正確であればそちらを採用。結果的に自国の繁栄に導いた。
真のトップになりたいのであれば、自ら確実なスキルを身につけることも大事であることがわかるかと。
結論:受講→実務経験→起業でOK
どうすればいいかですが、結論から話すと「プログラミングスクールを受講→現場で実務経験をつける→起業」でOKかと思います。
そんな遠回りしてられねぇと思うかもですが、案外こっちのほうが近道だったりしますよ。
いきなり起業したら、成功するまでにもっと時間がかかるかもです。
それよりは、まずは確実なプログラミングスキルを身に着けていったほうが成功できる可能性も高いです。
後述しますが、あなた自身に現場で通用するスキルがあれば、あなた単体で稼ぐことも可能ですしね。
ちなみに、僕が最初に受講したプログラミングスクールはテックアカデミーです。
講師の方も現役エンジニアですし、カリキュラムの質も良かったです。
他にも受講したスクールがあり、それぞれの評価を【無料あり】プログラミングスクールおすすめランキング【WEBエンジニアになりたい方向け】でまとめてランキング化しています。
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よかったらスクール選びの参考にしてみてください。
プログラミングスクール受講後に現場で実務経験を積むメリット
先程も述べましたが、プログラミングスクール受講後には現場で働くべきというのが、起業を目指す方への意見です。
現場で経験を積むメリットは次のとおりです。
・確実なスキルが身につく
・個人でも独立して稼げるようになる
・大規模なアプリの作成方法がわかる
・エンジニアのチームビルディングを学べる
・技術者とのコミュニケーションをとりやすくなる
それぞれについて解説しますね。
確実なスキルが身につく
現場で実際にエンジニアとして働くことで、確実なプログラミングスキルが身につきます。
それに、良いコードの書き方なども習得できます。
フレームワークの効率的な使い方も先輩エンジニアから学習可能。
1人での学習で習得できる範囲には限界があります。
実務を通して、いろんなパターンや困難の中で開発することで、広い範囲に対応できるようになります。
「どうしたらいいのか」がわかるのも大きいですね。
個人で「独立」して稼げるようになる
現場でスキルアップすると、あなた単体でも月に50~100万円は稼げるようになります。
これって結構アリじゃないですかね?
仮に会社で作っているサービスがうまくいかなくても、個人で数ヶ月働けば、数百万円を手に入れることができるのです。
僕自身も、最初はフリーランスエンジニアとして独立・起業しました。
エンジニアになって1年ほどでしたが、それでもいきなり月に60万円ほど稼ぐことができましたよ。
>>参考:【誰でも目指せる】「フリーランスエンジニアは稼げる」はマジです【1年で月収60万円達成】
大規模アプリの作成方法がわかる
大規模なアプリの作成(ユーザーが多くて負荷がかかるアプリの作成)の方法を学習するチャンスがあるのもオススメポイントですね。
ぶっちゃけ、数十人が使うアプリと、数万人が使うアプリは全くの別物です。
システムの構成からテスト方法までまったく異なります。
もし、あなたが将来的に数万人が使うようなサービスの開発を目指しているのなら、そういうことを学習するチャンスが現場にはありますよ。
(もちろん、そういうサービスを作っている現場であることが前提ですが)
エンジニアのチームビルディングを学ぶことができる
エンジニアのチームビルディングを学習できるのも、現場で経験を積む大きなメリットですね。
どうやってエンジニアがタスクを決めて、開発を回していくのかや、どういうミーティングがあるのかも現場で学習できます。
複数人やチームでの開発のノウハウを習得できるのです。
あなたは、今後ずっと1人で事業を継続していくわけではないと思います。
必ずどこかのタイミングで、「複数人での開発」を経験することになると思います。
そういう時に、現場での複数人での開発の経験は必ずいきてきますよ。
技術者とのコミュニケーションをとりやすくなる
自らが技術者として働いた経験を持っておくことで、自分が指示する側に回った時に、技術者と円滑にコミュニケーションを取ることができるようになるというメリットも存在します。
おそらくエンジニアとして現場に入ったら「こういう指示は困るな」とか「技術を理解していない人間の指示はめんどくさいしわかりにくい」とかいう不満を持つはず。
実際、エンジニアに指示を出す、非技術者の方って見当違いな指示を出してくることもしばしばあるのです。
一方で技術者上がりの方の指示は的確だったり、実装スケジュールにも無理はなかったりします。
あなたも、技術者上がりの経営者になれば、いざエンジニアを雇うとなったときも円滑にコミュニケーションを取ることができるはずです。
起業とプログラミングの相性は抜群です【方向性はOK】
ということで、今回はプログラミングスクールに通っていきなり起業するのは難しいという話をしました。
現場での実務経験を積むメリットについてもよくわかったかと思います。
最後にあなたにお伝えしたいのは「起業とプログラミングの相性は抜群なので、方向性は◎」ということです。
迷わず今のまま進んでいいと思います。
起業後は間違いなく、プログラミングスキルを身に着けてよかったと思えるはずです。
起業家にとって「理想を形にできる」のは最大の強み
起業家の方は、アイデアが豊富です。
すぐに「こういうのやりたいな」と思いつきます。
しかし、そういう理想を実際に作ってみることができる方はほぼいません。
そういう中でプログラミングスキルがあれば、理想を形にすることができます。
個人的に起業家の方がプログラミングスキルを身に付けることができれば、鬼に金棒ぐらいだと思っています。
これからの時代はネットでの利用が当たり前になってきます。
そういう状況で、ネットを通じて多くの方に使ってもらえるサービスをあなた自身で作ることができるようになるのはメリットが大きいですよ。
プログラミングさえできれば失敗する確率は低い
起業に失敗はつきものです。
場合によっては、事業を畳まないといけなくなるかもです。
しかし、プログラミングスキルがあれば受託開発でも稼ぐことができます。
途中でも話しましたが、プログラミングスキルがあれば、それだけで稼げます。
仮に自社のサービスがうまくいかなくとも、耐えることもできるのです。
実際に、フリーランスエンジニア向けの案件などでは普通に月に50~100万円もらえる案件もあります。
こういった案件をこなしていれば、数ヶ月で数百万円は稼ぐことができます。
そうすれば、また新しい事業にもチャレンジできるのです。
あなたにプログラミングスキルがあれば、会社の失敗には繋がりにくいということは覚えておくといいです。
着実に進みましょう
プログラミングスクール受講後にいきなり起業するのはオススメできませんが、実務経験を挟んでから起業するのはかなりオススメです。
めんどくさいと思うかもですが、そちらのほうが会社の利益にも繋がります。
何事も大きなことを成し遂げるのに、ショートカットはありません。
コツコツ着実に積み上げていきましょう。
あと、最近ではプログラミングスクールの人気に伴って値上げを開始しているスクールもチラホラあります。
受講時期が違うだけで料金が値上がりしてしまうケースもあるので、受講を決めている方は早めに行動すると良いかと思います。
今回は以上です。
ありがとうございました。
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